植物園は研究室・実験室、生きた植物を
展覧に供する花壇・庭園・温室・冷室、研究・展覧用植物の増殖・試植あるいは系統保存用の圃場(ほじょう)・苗床(びょうしょう)・温度調節室、栽培管理室、種子貯蔵室があり、さらに、「押し葉標本」などを収納・管理・研究するハーバーリウムherbarium、植物学に関連した文献を網羅したライブラリーが付置されている。
組織としては、研究者から選出される園長、植物分類学・園芸学などを専門とする研究者、生きた植物、ハーバーリウム、ライブラリーのそれぞれについて管理上の責任をもつキュレーターcuratorとよばれる研究者、それらの業務を支える多くの技術職員と事務職員を擁している。
研究者は大学や大学院の教育に携わっているほか、植物園で大学院生を受け入れ、教育を行っているところも多い。さらに、植物の栽培・管理に携わる技術者の養成を行っているところもある。
物園の設置形態はさまざまであるが、世界の一流の植物園は国立または大学付置で、純然たる民間の植物園は営利を目的としたもの以外には少ない。